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国連・憲法問題研究会報告
第52集発行
放射能「安心」報道を読み解く
影浦 峡
2012年3月発行
■3・11原発震災から1年近く、福島第一原発から莫大な放射性物質の放出が続き、土壌、海洋、農水産物の汚染が深刻化している。3・11前まで「日本の原発は安全」「事故が起きても放射能は漏れない」という言説が幅をきかせ、情報隠しのために多くの住民が被曝させられ、放射能対策は後手に回り続けている。原発安全神話が「放射能は安全」という報道・言説の横行につながった。市民は危険な放射能「安心」報道を読み解く力を身につけていく必要がある。『3.11後の放射能安全報道を読み解く―社会情報リテラシー実践講座』著者である影浦峡さん(東大教員)が講演。
◎目 次
「安全」と「安心」/安全・安心と宣伝政策/不安を非難する雰囲気を醸成する法/「これは科学の問題です」/科学論争は何をもたらしたか/事実に反することが跋扈/科学的知見とは/報道の問題/幻想への招待/現実と乖離した世界/科学よりシナリオが優先/「過度の不安が健康を害する」/「過度の不安」の原因は?
○質疑応答
○資料
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